バチルス菌を培養する方法は、意外と簡単でした。

【用意する材料】
米のとぎ汁 1L
砂糖   10g
塩     10g
元菌 適量
(米のとぎ汁+砂糖+塩は、水道水(95%)+糖蜜(5%)でもいいようです。)
(最適pH7~8.5。ただし4~10でも増殖)

ハイ、用意した材料をよく混ぜてください。
あとはこれを攪拌しつつ30℃~40℃で18時間~20時間置けば出来上がりです。

簡単ですね~。
出来上がったら、冷蔵庫などの涼しい場所で保管してください。

たった、これだけでバチルス菌は培養できます。


Q.
なぜ黒曜石粉末がバチルス菌の活性を高めるのか?
A.
バチルス菌は、胞子を作りながら増殖します。この胞子の形成には珪酸分が必要であり和田峠産黒曜石粉末は、この珪酸分を供給するものなので活性を高めます。


Q.
「バチルアップ」の成分は?
A.
フヨーミネラル(黒曜石粉末) 10  :  硫酸マグネシウム(増殖促進剤) 2


「バチルアップ」の効能について、具体的なデータはあるのか?
A.
し尿処理、下水処理、おが粉廃水処理(きのこ工場)各施設でのデータがあります。
  <参考データ>
  長野県伊那中央衛生センターREPORTより
  排水流入箇所での処理水中のBOD量   10,000mg/㍑→20mg/㍑
                    大腸菌数   300,000個/ml→1,000個/ml 
  し尿処理プラントばっ気槽内のバチルス菌数
  「バチルアップ」投入前  8千万個/ml→投入1ヶ月後 9億個/ml
  し尿処理プラントでの1kl当りの処理経費 3分の1以下に
  ・・・特に、処理経費のうち最大を占める電気料金について
  昭和56年から平成8年の15年間で半分以下に経費が減少した実績があります。
  * ただしいずれも保証値ではない

Q.
「バチルアップ」はどの位の量をいれるのか?
A.
ばっ気槽内のBOD量100kgに対して1kg/日が適量です。


〝バチルアップ〟は、天然石を主原料とした無機の微生物培養剤で 菌体投入を必要とせず、廃水処理施設の処理能力をアップさせます。
自然界(土壌)に生息する分解能の極めて高い有用微生物のバチルス属に作用し、増殖、活性化させます。
1㎏×10袋

 

 


農業で活用する菌といえば、納豆菌(バチルス菌)です。堆肥づくりでも、納豆菌を中心に考えて菌を組み合わせることで、機能性のある堆肥を作ることができます。

納豆菌の特徴
•酵母菌のように炭酸ガスは発生させないため、団粒化には効果がありません。
•繁殖力旺盛で、25℃且つ栄養状態がよい環境だと、約31分で2倍になります。1個でも16時間後に40億個に増えます。
•C/N比15〜25の環境が繁殖しやすい。

 

納豆菌の働き
•デンプンを分解する酵素(アミラーゼ)を出す。
•タンパク質を分解する酵素(プロテアーゼ)を出すことで、カビやヨトウムシの防除になる。
•セルロースを糖に分解し、有機酸を作ります。
•植物ホルモン(サイトカイニン)を生成し、葉を大きくします。
カビ病を抑制(カビ1に対してバチルス菌が100以上いれば、カビ胞子は発芽できなくなると言われています。)
•亜硝酸の還元。具体的には、亜硝酸を納豆菌が食べることで納豆菌のカラダでアミノ酸に変化させ、納豆菌が死ぬことで植物にアミノ酸が取り込まれます。
•ビタミンB群を合成します。

 

納豆菌の使い方
•チッソが足りなくて発芽できなかったカビが、アミノ酸肥料を撒くことによって発芽できる状態になってしまいます。そのため、アミノ酸肥料を撒くときは、カビを防御する納豆菌(酵母菌でも良し)を撒くとよいです。細菌(バクテリア)とカビの比率が100/1以上なら安心です。
•培養する際は、温度が高いほうが活性化しやすいため、温度を30℃程度にします。また、他の腐敗菌が活性化しないように酸素を入れます。
•納豆菌のエサとして砂糖(糖)と豆乳(タンパク質)を入れます。
•自作液肥(納豆菌系)の有効性を確かめる際には、酵母菌を少し入れてみます。顕微鏡でみて酵母菌が死んでいなかったら、有効な堆肥と認められるそうです。

 

参考:納豆菌_現代農業用語集

納豆菌の培養方法
1.水の重さの3~5%の糖蜜または黒砂糖を溶かした水にミキサーにかけて砕いた納豆を入れる。
2.栄養源として豆乳を入れる。
3.温度が高い方が拡大培養が盛んになる。(培養時間の最短は18時間。倍増時間:30分)1個からでも16時間後には40億個になる、ゆえに培養する際は納豆菌のカラダとなるタンパク質が必要となる。

バチルス・チューリンゲンシス菌(BT菌)

納豆菌の仲間であえるバチルスチューリンゲンシス菌は、ヨトウムシ


・用意するもの
純水(またはミネラルウォーター)14.5L
糖(サトウキビ糖やてんさい糖が好ましい) 580g(水の重さの3〜5%)
無調整豆乳 100ml
※豆乳は納豆菌という名前からも分かる通り、大豆原料をタンパク源として好むため利用します。また液肥のため、固形である豆腐や蒸し大豆を利用しないという理由もあります。

1.用意した糖と納豆液(納豆をミキサーで撹拌する、もしくはかき混ぜてザルでこしたもの)を純水にいれる
2.そこへ無調整豆乳を加える
3.納豆菌は酸素を必要とする微生物のため、エアレーション器具と30℃に保てるような温度管理のできるものを用意し、状態を保つ
4.温度と栄養状態が問題なければ12〜16時間後には、納豆菌が十分量増殖し、完了
市販の納豆を利用した微生物製剤ではなく、自作したいという方はぜひ実験してみてください。


BN菌は明治製菓㈱薬品総合研究所で研究・開発された微生物です。

BN菌は枯渇菌(納豆菌の仲間)に分類されます。排水中の油脂分解に優れた効果を発揮します。また、特に油脂を乳化する力が強いので、長年た

この微生物は一般に枯草菌として分類され、優れた油脂分解力を有する新種として、Bacillus subtilis BN1001 と命名し、特許(特許番号 第2553727 :有用微生物及びその利用方法)取得と同時に産業技術総合研究所に寄託(FERM P-11132)しています。

 


市販納豆菌である、宮城野菌(宮城野納豆製作所)、高橋菌(高橋祐蔵研究所)、成瀬菌(成瀬化学研究所)、宮城野納豆菌からの分離株NAFM5などが挙げられる

 


水中の窒素循環は簡単に表すと
アンモニア→亜硝酸イオン→硝酸イオン→窒素
になりますが
バチルス菌はこの中のどの反応に関わるのでしょうか?
調べたところ
好気状態ではアンモニアを分解し、嫌気状態では脱窒するとありました。
これはつまり
酸素があれば、アンモニア→亜硝酸イオン
酸素がなければ、硝酸イオン→窒素
この二つの反応を行えるということでしょうか?